「50回目のファースト・キス」あらすじと感想

50回目のファースト・キス

ラブ・コメディは好きで観はするものの、後々まで深く印象に残ることは本当に少ない・・・。

そんなラブコメ分野ですが、お気に入りはあります。
ダントツトップが「50回目のファースト・キス」。

2005年に公開された本作。
当時のラブコメ女王ドリュー・バリモアが主演しています。

舞台は日本人にも馴染があるハワイです。

単に「ドリュー・バリモアが出るから見てみるかと」いった軽い気持ちだったのですが、見終わった後のわたしはこの映画に出会えたことに心から感謝しました。

このラストの余韻がなんとも言えません。
完璧なラストです。

「50回目のファースト・キス」あらすじと感想

女性が大好きな主人公ヘンリーはハワイの水族館で働いているどこにでもいそうな青年。

そんな彼が、カフェで働くルーシー(ドリュー・バリモア)に出会います。

冒頭はコメディ色や過激なジョークが続くのでラブコメというよりもブラックジョークが強い類のものなのかなと思ってしまいました。

トータルしてコメディ色はとても強く、ラブコメの女王のドリュー・バリモアと同じくコメディ映画の定番俳優のアダム・サンドラーが共演するのですから当たり前。

ルーシーは記憶障害

50回目のファースト・キスのキャストと監督

そこからどんどんと恋愛ムードになっていくのですが、この映画が他のラブストーリーと異なるのはヒロインが記憶障害をわずらっていることなんです。

プレイボーイのヘンリーがルーシーに一目ぼれして仲良くなりました。

ですがヘンリーは、次の日も同じようにルーシーに会いにいくと全く知らない人のような態度をされるのです。

予想外の反応をされてしまったこのシーンも記憶障害という重いテーマを感じさせないようにユーモアたっぷりに描いてあり、二人の掛け合いにどんどんと惹きこまれてしまいます。

毎日リセットされる記憶

しかも、記憶障害であることをルーシーは分かっておらず、「記憶が一日も持たない、寝たらリセットされてしまう」というハンデがありました。

それを理解しても寝たらまた忘れてしまうため、家族はルーシーが混乱しないために手を回しているのには深い愛情を感じ取れましたね。

エマ

事故のせいで記憶する機能を失ったルーシー。
年を取っても記憶は事故の前日に戻ってしまう、それを毎日繰り返しているわけですね。

もちろんその切ない設定も、ユーモアを込めて描かれています。

この設定は切ないラブストーリーとしても描けたでしょうが、コメディにすることで記憶障害の人の苦悩がよりリアリティあるものになったと思います。

悲劇のストーリーであればあるほどユーモアを込めて描くことで、すんなりと心に入ってくるということをこの映画に教えられました。

記憶障害でも構わない。ヘンリーのルーシーへの気持ち

ヘンリーはルーシーのことを心の底から愛して、ルーシーの家族に反対されながらも側にいてあげたいと必死に努力をする姿には心を打たれました。

ルーシーにとってはいつでもヘンリーは「はじめましての相手」であり、ヘンリーにとっては毎日繰り返しているキスであってもルーシーにとっては50回目のキスもファーストキス

このタイトルにはそんな深いメッセージがあったのかとハッとさせられましたね。

ルーシーの家族に、ヘンリーはだんだんと認められていきます。

事件|ルーシーの車が車検切れ

そんなある日、ルーシーは車が車検切れであることを指摘されます。

そのことで年月の差に気がつき、自分の知らない間に時間がどんどんと進んでいることに混乱して家族問い詰めます。

この一件で家族もルーシーの記憶障害に対して違った向き合い方をするのかと思ったのですが・・・。

ルーシーは家族が自分が記憶障害であることを隠していたことを知って怒りをぶつけたとしても、その怒りは翌朝にはリセットされてしまうのです。

またいつも通りの生活。
記憶障害の家族を抱えている人の心境が大変よく伝わってきました。

記憶が維持できないことがどれほど辛いことなのか、記憶障害のリアルな実情を垣間見れました。

もしかすると認知症にも通じるものがあるのかもと、記憶を維持していくことが当たり前ではないことを思い知らされました。

ヘンリーが作ったビデオレター

50回目のファースト・キス色々なシーン

映画ですのでヘンリーの愛の力で記憶障害が改善したりするのだろうとかさまざまなことを予想しながら見ていたのですが、y良い意味で裏切られました。

「毎日がファーストキス」のルーシーに対して、ヘンリーが自分のことを知ってほしいと考えます。

そこでルーシーと自分との出会いを描いたビデオを作ります。

ルーシーは毎朝そのビデオを見てヘンリーの存在を知り、自分が記憶障害であることを悟り、毎日毎日ルーシーが自分に恋してくれるように努力をすると宣言する姿にキュンとしてしまいました。

「記憶障害」を本人に説明するのはとても困難でしょう。
本人はそんなことが状態だなんて思ってもいないのですから。

しかし、その愛のあるヘンリーからのビデオレターを見て、昨日までの自分のことを理解してヘンリーに会うルーシーはとても幸せそうでヘンリーの愛の深さを感じました。

2人は別れてしまうの?

そんな2人に危機が訪れるます。

それもきっと記憶障害によって上手くヘンリーが乗り越えるだろうと思っていたました。

エマ

実はルーシーがこっそりと日記をつけていて、ヘンリーの夢をかなえるためには記憶障害の自分がいたら迷惑になると、日記に別れる決意を書いて離れ離れになっていく瞬間には涙が止まりませんでした。

ほんのわずかに残っている記憶によって決別の危機になる2人のラストは、ハッと息を飲むほど切なくて涙が止まりませんでした。

コメディでこんなに泣かされるなんて思いもしなかったです。

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