「ゲット・アウト 」感想。人種差別がテーマの新感覚ストーリー

ゲット・アウト

2017年公開で、アメリカ社会での人種差別問題をテーマにしています。

ジャンルとしてはホラーですが、サスペンスでもありコメディ要素もあり、とにかく新感覚の映画でした。

「ゲット・アウト 」キャスト

  • クリス・ワシントン – ダニエル・カルーヤ/ザイランド・アダムス
  • ローズ・アーミテージ – アリソン・ウィリアムズ
  • ミッシー・アーミテージ – キャサリン・キーナー
  • ディーン・アーミテージ – ブラッドリー・ウィットフォード
  • ジェレミー・アーミテージ – ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ
  • ロッド・ウィリアムス – リル・レル・ハウリー
  • アンドリュー・ローガン・キング – キース・スタンフィールド
  • ジョージナ – ベティ・ガブリエル
  • ウォルター – マーカス・ヘンダーソン
  • ジム・ハドソン – スティーヴン・ルート

「ゲット・アウト 」あらすじ

アフリカ系アメリカ人の主人公クリス。
彼は白人の彼女ローズ宅に挨拶に行くことになります。

黒人の自分が家族に受け入れられてもらえるのか不安なクリスですが、彼女の家族は“歓迎ムード”で迎えてくれます。

しかし彼女の家族の不気味な雰囲気に何かがおかしいと気付いていきます。
一体その不気味さはどこからくるものなのか…。

最後に全ての謎が解けます。

作品の好きなところ

オリジナリティに富んだ内容

シリアスな問題をテーマにし、メッセージ性も高いですが、そのようなことを抜きにしてもホラー映画として充分面白いオリジナルティ溢れる作品です。

過去に似ている作品がなく、原作が小説やアニメ、マンガ等の映画が昨今増えている中、完全オリジナル作品です。

伏線

この映画には多くの伏線が散りばめられています。

細かく見ていくと、色々とアメリカの歴史や現代の問題にも繋がっていて興味深いです。

最後の展開で全ての伏線が回収され驚かされます。
2回観ると、1回目よりも伏線に気付けるので、2度見ても楽しめる作品です。

不気味

ゲット・アウト

ホラー映画ですが、お化けや幽霊などは一切でできません。
それにもかかわらず、ここまで見ている人に不気味さを感じさせられるのは、凄いです。

またコメディ要素もあるので“怖い”というよりは、終始不気味な雰囲気の映画という感じです。

人が不快に感じる表情や状況も各所に出てきています。

エマ

例えば、ローズの家族はクリスに対してとても親切でリスペクトを持ち、フレンドリーに接していますがどこか作られた感があり、クリスは褒められているのに気味が悪いです。

でもこういう状況は、私たちの日常生活にもある気がします。
相手は褒めてくれているけど、何か裏がありそうとか。

人間って相手の言葉だけでコミュニケーションを取っているのではなく、目元や口元など細かい動きも敏感に感じ取りコミュニケーションを取っているのだと改めて気づきました。

わたしが印象に残っている不気味な2つのシーン

争っているシーン

1、口元は笑っていているのに、目が泣いている

人間は口元が笑みを浮かべていたら、きっと目元も笑っていると思ってしまうけれど、口元と目元の表情にギャップがあるだけでとても気味が悪い…。

エマ

今まで見たこともないその表情に、とても不快感がこみ上げてきました。
自分で真似をして表情を作ってみましたが、難しかったです。

2、夜にシュールな全力疾走の管理人が現れるシーン

一瞬「不気味で怖い!」と思ってしまいますが、その管理人の顔がシュールで真顔なのが面白くて、怖いけど笑えるシーンでした。

ホラーとコメディーは全く反対のジャンルだと思っていましたが、実は似ているのかなと感じました。

脳裏に残るシーンも見所です。
ちなみに最後にその表情の理由が分かるのですが…。

キャストの演技力

クリスとローズ

エマ

主人公のクリスが催眠術にかけられて動けなくなるシーンがあるのですが、このシーンの演技もとても素晴らしかったです。

またローズの家族側も終始、笑顔や視線で不気味な雰囲気を演出しており、細かい動作も伏線に繋がっているので見逃せません。

全体的にキャストの演技力が高く、つい自分もその場にいるような気分になってしまいます。

鍵となる主なキャスト紹介
  • 主人公のクリス:Daniel Kaluuya
  • ローズ:Allison Williams
  • ローズの父親:Bradley Whitford
  • ローズの母親:Catherine Keener
  • ローズの弟:Caleb Landry Jones
  • クリスの親友役:Lil Rel Howery

ベストフレンドの存在

この映画にユーモアを与えてくれるのは、クリスのベストフレンドです。

彼もクリスと同じく黒人です。
彼は、ローズの実家に行っているクリスを色んな意味で心配してくれています。

冗談も多い彼が登場すると安心できます。

物語序盤で、クリスがローズの実家に招待されたときも(白人の家族のところへ黒人のクリスが)「行かない方がいいよ!」と親友として心配してくます。

そして物語が終盤に向かい全ての秘密が明らかになり、最後のシーンでクリスに「だから行かない方がいいって言ったろ!」っと最後まで冗談を言ってくれます。

今回の物語で、彼の存在は面白いだけではなく、実はとても深い意味を持つ存在だと思っています。

エマ

人間は誰か一人でも信頼できて、信頼してもらえる友人がいることで、色々な意味で救われるからです。
またマイノリティを救ってくれるのは、周囲からの過度な尊敬や、関心ではなく、同じマイノリティの存在なのかもしれません。

映画を見て考えさせられたこと

ローズの両親

率直な感想は、人間ってなんなんだろう。
人間って怖い生き物だなと感じました。

今回は人種差別がテーマでしたが、同じ人種間でも差別は存在します。

エマ

人間が同じ人間に対して、差別をしたり嫉妬したりと様々なマイナスな感情を生み出し、そういうものが憎悪の連鎖も引き起こします。

けれど、この映画はラストを憎しみで終わらせていません。

現代社会には多くの社会問題や色々なマイノリティの問題もありますが、私たちの未来に対して前向きなメッセージを送ってくれていると思いました。

「ゲット・アウト」Twitter口コミレビュー

まとめ

驚くクリス

一言で表すと、とっても“アメリカ”な内容の映画。

全米で初登場1位を記録したのにもかかわらず、日本では大きな評価を受けることなく公開が終了してしまったのもきっとアメリカ色が強かったからでしょう。

アメリカの歴史/文化の知識があると、より映画の深みが増すので、もしもアメリカの歴史にあまり詳しくない方は、この映画を観る前にアメリカの歴史、特に黒人差別の歴史を調べてみてから見てほしい映画です。

見た後に誰かにシェアしたくなるような、もう一度映画を見返したくなるような印象に残る作品でした。

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