「レオン」あらすじと感想

レオン

わたしはこの映画を観て、ナタリー・ポートマンのファンになりました!

「レオン」冒頭

主人公・レオンは、とあるアパートで暮らすプロの殺し屋。

そのアパートの隣室には、家族から虐待を受けているマチルダがいました。

ある日彼女の家族は、麻薬捜査官によって問答無用に惨殺され、大好きだった弟までも失います。

運良く買い物に出かけたマチルダは、殺害現場である自分の部屋を横切り、無関係を装い隣室のチャイムを鳴らします。

優しい心を持つレオンは、一瞬躊躇しながらもマチルダを部屋へ招き入れ、麻薬捜査官が去るのをじっと待つ……

という、幼いマチルダの心境を考えると息が詰まりそうになる序章から始まります。

「レオン」ストーリー

「大人になっても人生はつらいの?」

事件の前にマチルダは、「大人になっても人生はつらいの?」とレオンに尋ねる場面が。

かわいい弟のマイケルにしか心を開けないマチルダの純粋なこの言葉に、すごく胸が苦しくなりました。

その問いに対してレオンは励ますわけではなく「つらいさ」と正直な気持ちを返します。

一流の殺し屋でありながら、レオンもまた純粋で素直な気持ちで世の中を洞察している様子が伺えます。

幼い子どもでも、色々な感情を抱えて生きています。
多くは家庭環境の影響を受けるでしょう。

冒頭でも述べましたが、マチルダは家族に可愛がられている様子はありません。
ただここが自分の家だからという理由で、日々生活しているのです。

家族からは煙たがられていますが、弟はとても可愛い存在です。

非力ながらも寄り添いながら毎日を過ごす兄弟の切なさが伝わってくる、殺伐とした家の中。

こういう描写はとてもつらくなってしまいますが、世の中素晴らしい家族ばかりではないでしょう。

少なからず自分の気持ちを抑制し、我慢しながらも折り合いをつけて生きていく術を子どもながらもこうして身につけていくものなのかなと思いました。

大切な弟の悲劇

そんな中、唯一の理解者である弟が殺されてしまうのは、何というか最後の支えを失ってしまったという絶望感を覚えます。

殺害現場を見たマチルダはどんな気持ちだったかを考えると、とてもつらくなります。

一秒でも早く弟のもとに行きたかったはずなのに、取り乱さずに無関係を装いながらレオンの部屋へ直行したあのシーンは頭から離れません。

マチルダの決意

ストーリーはマチルダの復讐へと移ります。

「復讐のための方法を知りたい」と説得し、複雑な気持ちのままレオンはOKします。

銃の使い方や身のこなし方など、実践を通してマチルダに教えていきますが、レオンはどんなことを考えて接していたのでしょう。

自分がレオンだったらどのような心境だろうと考えてしまいます。

レオン自身は依頼主に従っているだけ

レオンは殺し屋ではありますが、殺し屋として生きている現在は自ら憎しみを発散するように人を殺すわけではありません。

彼にはお世話になっている依頼主がおり、彼の依頼に従順に答えているだけ、だとわたしは考えています。

自身でそれを体験して確信しているはずです。

マチルダには平穏で幸せに生きてほしいと思ってるはず

レオンとマチルダ

マチルダに技術を教えつつも、内心はそんなことをしてほしくないと考えていると思います。

家族を殺され拠り所となる帰る場所を失くしたマチルダ。

時間はかかっても日常を暮らすことで復讐心を薄れさせ、最終的には家族の復讐を自分の手で行わなくても幸せになってほしいと思いながら、大切な存在として接していたことでしょう。

実際レオンは、若干無理をしているかのようにマチルダを笑わせようとお茶目な振る舞いを見せる場面があります。

「レオン」という映画は、2人の純愛を描いていると述べらることが多い作品ですが、このあたりの二人の関係性をどう捉えるかは人それぞれなのかなという感じはします。

年の離れたレオンからすると、幼子への愛情のようでもあり、レオン自身の生きる希望になった1人の女性であるとも言える、とても複雑な感情を抱いていたのでしょう。

お互いがそのようなかけがえのない存在になりつつある中、マチルダは殺人犯である麻薬取締局の捜査官を見つけてしまう。

復讐心が再燃したマチルダは一人で殺人犯の跡を追ってしまいます。

このあたりのシーンは何度見てもドキドキしながら見てしまうところです。

普通に考えて、無慈悲に家族全員を殺してしまえる殺人鬼を、殺し屋のレクチャーを少し受けただけの幼い少女が目的を果たせるとは思いません。

案の定、捜査官は彼女の行動に気がついておりマチルダはピンチに。
けれどもレオンに無事救出されます。

その後、目をつけられたレオンは囲い込まれます。

必死の末マチルダをアパートから逃がし、自身も何とかマチルダの元へ戻ろうとするのですが……。

「レオン」演出や脚本

古い映画ですが、カメラワークなどの演出が本当に素晴らしい!

緊迫した銃撃戦や視点の移り変わりの動きが、とてもわかりやすく伝わってきます。

ストーリー自体も、重要人物が少ないためシンプルでわかりやすく、何よりもレオンとマチルダ二人の純粋な感情の揺れ動きがよく表現されています。

キャラクター&キャスト

最後に主なキャラクター&キャストの感想です。

レオン(ジャン・レノ)

殺し屋を彷彿させないぼんやりとした雰囲気が、銃を構えたときとのギャップがありとても印象的です。
観葉植物を愛する心がとても好きです。

マチルダ(ナタリー・ポートマン)

当時のこの若さで、これだけ表情豊かな演技をしてしまうのが圧巻です。
マチルダには、強く生きていってほしいです。

ノーマン・スタンフォード(ゲイリー・オールドマン)

麻薬取締局の捜査官であり、銃をぶっ放したり麻薬を摂取したり。

正直このふたつのシーンしか思い出せなくなるほど強烈なインパクトがあります。
これほどの適役はいなかったでしょう。

まとめ

何年経っても廃れない、素晴らしい映画だと思います。

日々の生活やしがらみに疲れて人間関係が面倒くさいと感じている方、純粋な気持ちになりたい方は是非見てみてはいかがでしょうか。

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