「マイノリティ・リポート」あらすじと感想【ネタバレなし】

マイノリティ・リポート

2002年に公開された大好きなSF映画『マイノリティ・リポート』をご紹介します。

こちらは『ジュラシック・パーク』や『E.T.』などで知られる巨匠スティーヴン・スピルバーグが監督しています。

原作は、フィリップ・K・ディックの同名小説。
彼の原作映画では、『ブレードランナー』などが有名ですね。

また主演を務めたのは、ハリウッドの大スタートム・クルーズ。

彼のキレの良いアクションがあることで、本作品はスピード感あふれるSF娯楽作品に仕上がっています。

更に音楽を担当したのは、スターウォーズシリーズなどのサントラを手掛けたジョン・ウィリアムズです。

本作品は、携わった人々も皆ビッグでプロフェッショナルな人達ばかりなので、エキサイティングなストーリーを安心して楽しめます。

「マイノリティ・リポート」あらすじ

2054年のワシントンD.C.。
予知犯罪システムが実験的に行われていました。

完璧な仕事人間、ジョン

主人公の刑事ジョンは、過去に幼い息子ショーンを犯罪で失ってからというもの、完璧な仕事人間と化していました。

おそらく彼の悲しみがそうさせるのであり、その仕事に対しての熱中ぶりは病的です。

未来を予知する力を持ったプリコグという超能力者

彼らが知らせた犯罪者の居場所を突き止め、現場まで出向き取り押さえるのが仕事です。

この方法は一見画期的で、システムが導入されてからというもの犯罪率は急激に下がっています。

しかし、このプリコグと呼ばれる3人の勤務体制があまりにも酷いのです。

エマ

スキンヘッドでプールのような中にぷかぷか浮いており、ずっと眠ったまま。
思わず彼らの人権はどうなるのだろうか?と考えてしまう場面です。

ジョンの脳内は、常に監視されている

マイノリティ・リポートのあらすじ

しかしもっと凄いのが彼らの脳内映像が監視されていること。

妙なマシンから赤いボールが出てきたら衝動殺人で、茶色いボールが出てきたら計画殺人だと分かるシステムです。

ジョンの目の前には空中でコントロールする巨大なスマホパネルのようなホログラムがあり、このガジェットが実に斬新でした。

更にこのスクリーンの前でのジョンの動きが特徴的で、真似する人も多いのでは??

設定では2054年ということですが非常に未来的ですね。

ここまでのシーンを観るだけでも、その独特な世界観に惹きつけられました。
しかし、この後更に予想外の展開となります。

なんとジョン本人の名前が被疑者として挙がってしまう!

マイノリティ・リポート

それは計画殺人でした。

「何でオレ?何かの間違いだろ?」と大パニックになったジョンは、すごい剣幕でその場から逃げ去ります。

ここで、自動操縦可能な空飛ぶ車が登場!

このシーンはアクション映画として観ても、SF映画として観ても申し分のないスタイリッシュな映像表現です。

スピルバーグ作品の魅力はやはり何と言ってもこのようなアイテムや、展開がスピーディで退屈させない娯楽作品であること。

特にSF映画はその傾向が強いですね。

自分が被疑者として挙げられることによって気付いたこと

マイノリティ・リポート

そもそも殺人や犯罪を予知すると言っても、捕まった囚人が完璧に犯罪を犯すつもりがあったとは限らないなと…。

ここがこの映画のテーマでもあり面白いところです。

確かに犯罪率はたったの6年間でおよそ90%も減少しており、市民の安全が確保されていることは素晴らしいです。

しかしほんの一握りですが、その陰で身に覚えのない人が牢獄で一生過ごすこともあり得るでしょう。

もしも自分が被疑者扱いされれば、「そんな話ってある?」と誰もが思うことでしょう。

序盤にウィットワーという司法省からやってきた男が現れる

彼は派遣調査員で、このシステムを良く思っていないらしく懐疑的でもあります。

やや意地悪なキャラクターで登場の仕方からするとジョンの敵のようなポジションですが、彼の主張することは一概に間違いではないと感じました。

しかしジョンは、ウィットワーが自分を嵌めたのだと推理します。

ジョンの居場所はすぐに分かってしまう

ジョンは逃亡しますが網膜による生体認証が一般化されているので、眼球からどこにいるのか居場所をすぐに突き止められてしまう訳です。

エマ

これも恐ろしい未来の側面を観た気がしました。
ここまで管理されてしまったら、プライバシーなど無いに等しいですね。

そこでジョンは闇のドクターから眼球の手術を受けるのですが、その後にドッキリな展開があって面白いです。

スピルバーグはこのように人を驚かせ、怖がらせるような描写をいきなり挿し込んだりして相当意地悪ww

描き出されているのはリアリティのある未来の姿

またこの作品では、スピルバーグ監督が科学者やデザイナー、哲学者など多くの最先端の人々の意見を聞き2054年の世界を構築しそれが描かれているので、ディストピア化した都市はよりリアリティのあるものとなっています。

集められた最先端の人々全員が、おそらくプライバシーは守られない社会になっているだろうと予言しているようですね。

恐ろしい限りです。

後半は更に手に汗握るような描写、アクションが続く

リオ・クロウなる人物をジョンが殺すると予知されていました。

そして遂には犯罪時刻のタイムリミットが迫り、ジョンは犯行現場へと向かいます。

ジョンが「リオ・クロウが息子ショーンを殺した人物だ」と早合点をし、危うく本当に殺人を犯しそうになるのにはドキッとさせらましたが、プリコグのアガサの助言もあってなんとか寸前に食い止められホッとしました。

しかしここから新たな疑問を抱いたジョンが、リオを激しく問いつめている内にうっかり殺してしまいます。

「そんなことってある?」やっぱり犯罪予知は当たっていたのかと信じられない気持ちになる1場面でした。

もう本当に、緊張感のあるシーンの連続です。

まとめ

最後には誰が黒幕だったのかが分かり、伏線も全て回収されます。
本当に意外な人物が犯人で、見当もつきませんでした。

『マイノリティ・リポート』はとにかく乗り物のデザインや都市の設計なども凄いので、これらに興味がある方には特におすすめです。

またエンターテイメント性に優れた作品なのでコアなSFファンだけでなく、多くの人が楽しめる映画になっています^^

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