『千と千尋の神隠し』カオナシの正体はサタン?考察してみた

千尋のストーカーのように常につきまとうカオナシのうっすいようでインパクトのある存在感は目を引きます。

宮崎駿監督はカオナシについて、初期の設定では重要なキャラクターではなかったが後に重要な役割を持たせたと言っています。

また、「カオナシは誰の心にも存在する。みんなの中にカオナシがいる。」と述べています。

自分の意見や考えが発言できず、居場所もなく、お金で何でも解決しようとするが上手くいかなければ暴れるカオナシ

実際の現代社会に対しての何かメッセージのようなものを感じますね。

この作品で大切な意味を持つカオナシとは一体どんなキャラクターなのか詳しく調べてみました。

カオナシは悪魔や魔物?

確かに真っ黒で、神さまたちのような派手さも全くありません。
神さまたちが陽という存在ならば、カオナシは陰のイメージがあります。

実際作品を観ていると、このように言われるのも分かるシーンがあります。

千尋が坊ネズミたちと電車に乗り、銭婆のところへ向かうシーンです。
千尋の隣にはカオナシが座っていますね。

窓ガラスの「サタン」

カオナシ側から横に映るシーンで、窓ガラスに「サタン」悪魔という文字がピンク色のネオンで光っています。

一瞬なので、ゆっくりスロー再生かコマ送りで見ないと見つからないですが、そこにはちゃんと書かれてます。

6=悪魔

さらに6つ目の駅、作品の中に登場する「沼の底駅」。
「6」という数字は悪魔を意味する数字で有名。

また、宗教の話ですが、聖書の中でサタンがたどり着くところは、“底知れぬところ”と悪魔に関わると考えられる設定が多いです。

油屋に自分からは入ろうとしないカオナシ

しかも、カオナシは油屋の周りをウロウロしているけれど、中には入ろうとしません

手からは金をたくさん出したシーンもあるように、お金は持ってるので入ることも可能でしょう。

これはカオナシが入りたくても入れなかったと考えられます。
悪魔や魔物は許可がないと、入れないという話が。

実際、千尋に呼ばれてから入りますし、湯婆婆はカオナシを厄介だと言っていました。

悪魔でなかったとしても魔界に住んでいるようなイメージはしますよね。

カオナシの行動は非常に興味深く、映像に釘付けになる場面も多いです。

金を使いまくるカオナシ

油屋に入り込んだカオナシはお金をばら撒き、千尋に山のような金を差し出します。

この行動は何だったのでしょうか?

基本的にカオナシは存在感が薄く、言葉を発言することもありません。

何か言いたそうだけど言わないというより言えないように見受けられます。

そのカオナシが、湯屋で大宴会です。
金をばら撒き、山のような食べ物を口に運んでいて見ているとちょっと気持ち悪いですよね(><)

金をばら撒くことで油屋の従業員たちは、カオナシに注目し、特別扱いし出します。
カオナシもこの光景に上機嫌です。

もちろん、様子を見た千尋にも金をあげようとしますが、完全に否定されます。

金さえあれば、何でも手に入ると思ったカオナシは千尋の行動に困惑していました。

もっともっとあげれば関心を寄せてくれると思ったのでしょう。
しかし、千尋はまったく興味を示しません。

そして、金を欲しいと寄ってきたカエルを食べてしまいます。

また他の者たちも次々と食べていきます。

カエルを食べたことでしゃべれるようになって、「千(千尋)欲しい」と意思を述べます。

なぜ千尋だけは食べられなかった?

カギは、千尋の望んだもの

カオナシは欲望の塊となり、欲にまみれた人を飲み込んでいきます。
千尋が望んでいるものはカオナシには出せないものでした。

千尋は、両親を助けたい、元の世界に帰りたい、そして苦しんでいるハクを救いたいと心から望んでいます。

これらはいくらお金があっても解決しないですよね。

金にくらむ人たちと同じようには千尋飲み込めない

カオナシは序盤から千尋の周りに度々現れます。

千尋を欲しがったり、千尋の後ろをついてきて一緒に銭婆のところへも行きますよね。

べったりと粘着質ぽいカオナシは、ストーカーのようです。
何故こんなにも千尋に執着するのでしょうか。

これは、誰にも受け入れてもらえず、自身の居場所も分からず彷徨っていたカオナシの存在にあります。

千尋は人間の世界からきた、言わば異端の存在

カオナシとある面では近い立ち位置ですね。

そんな彼女に親近感のようなものを感じたハズ。

また千尋は、湯屋の側でたたずむカオナシに

「そこ濡れませんか?ここ開けておきますね」と扉を開けておいてくれました。

さらに「あの人湯屋にいるからダメなの、あそこを出た方がいいんだよ」

とカオナシを一緒に連れて行こうとします。

自身を対等に扱ってくれ、気にかけてくれる千尋に対してうれしかったのでしょう。

そして他の人とは違う千尋に惹かれ、自分のものにしたいと感じた…。

いくら欲しくても手に入らない千尋の存在は、カオナシの中で大きくなっていきます。

金を見せても興味を示さず、拒否されたカオナシ

千尋に川の神さまからもらった苦団子を食べさせられたことで大暴走し出します。

今まで食べていたものや人を吐き出し始めます。
まるで体に悪かったものを外に出し、浄化されているように見えますね。

その後、銭婆の仕事を手伝い、彼女の家にいることになったカオナシは、自分の存在価値を与えられて穏やかそうでした。

カオナシの自分のあり方を上手く見出せず、お金で解決しようとしても受け入れられない、また思い通りにいかず暴れてしまう行動は、ある意味、人間というものを上手く表しています。

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