「麗しのサブリナ」あらすじと感想

麗しのサブリナ

「ローマの休日」に続きオードリー・ヘップバーン主演のロマンティックコメディと聞いて見たこの映画。

「麗しのサブリナ」あらすじ

冒頭シーンを見ると、金持ちのララビー邸に運転手として仕える父の娘であるサブリナという娘が身分の違うララビー邸のイケメン次男に対して叶うか叶わぬかといった恋心を描く展開だろうなと、思いました。

しかし、割と序盤に急展開があり全く違うテーマの映画であることに気づきます。

この映画のテーマはまさしく「真の美しさとは何か」

 

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ララビー邸のイケメン次男に恋を抱くサブリナをよく思わない父は、サブリナを2年間パリに行かせます。

そこでの父の真意は叶わぬ恋を忘れさせるためだけにありますが、サブリナはそこで自分磨きに励みます。

料理学校に通って、初めは下手すぎるサブリナでしたが、通い続けるていると美味しい料理ができるようになります。

・・・が、後半でそれが披露されるのかと思いきやそんなシーンは全くありません。

しかし、そんなことはどうでもいいんです。
それ以上に料理を通して人間としての成長を遂げるところに意味があるんです。

2年間パリで自分を磨き続けて帰ってきたサブリナ

エッフェル塔

ファッションや髪型の変化に、最初は見た目は変わってるけど本気出したオードリー・ヘップバーンじゃんと思いますが、そのあとの展開で、ああそうゆうことかと気づきます。

ララビー家長男ライナスの内面的な魅力

テーマに準じてサブリナだけではなく、サブリナとララビー邸次男と三角関係にあたるハンフリー・ボガート演じるララビー邸長男ライナスも重要な役割を持っていると言えます。

彼は次男とは違い、仕事一筋で恋愛に興味がなく、知的で紳士的な男です。

しっかり者であるが故に近寄り難い一面はありますが、内面的な美しさを持っていると言えます。

サブリナと会話する機会が増えたことで仲良くなった彼は、純粋にサブリナのことが好きになってしまいます。

彼の純粋な恋心にも一種の「美しさ」を感じます。

見た目に限らずそういった内面的な美を理解するようになった点においても、サブリナが2年間で大きく成長した所でしょう。

サブリナから発せられる気品や周りを惹きつける魅力

サブリナを演じるオードリー・ヘップバーンは見た目は2年で変わっていません。

中身を変えると魅力が増すということが、物語後半になってくるとわかります。

話し方や表情や考え方、立ち居振る舞いなどが変わることによって、周りを惹きつける魅力をもつことができることを教えてくれる映画です。

まあ、主人公のサブリナを演じているのがオードリー・ヘップバーンということもあり、中身が変わる前から正直めちゃくちゃ可愛いので魅力がないわけがないって言いたくなるんですが、それを言うと元も子もなくなってしまうので言いません。

見どころ|サブリナのファッション

オードリー・ヘップバーン

美しさというテーマではもちろん見た目の部分も関係していると思います。

この映画でサブリナのファッションにも目がいきます。

そうです、サブリナパンツというファッション文化はこの映画から生まれたんです。

モノクロで上映されたこの映画、白黒の画面でさらにタイトに見えるファッションも見所だと思います。

わたしが「麗しのサブリナ」が好きなワケ

オードリー・ヘップバーンの細かい表情をアップで見れるから。

エマ

笑い方とか動揺してる表情とか、セリフ以外から主人公が何を思っているかが読み取れる演技がとても素晴らしい!

好きなシーン1

サブリナと初デートをするララビー邸長男ライナスのボートの上での会話シーンです。

特に好きなカットはレコードをかけながらライナスの話を聞くサブリナの表情です。

ライナスの背中越しからのカメラワークで時々ライナスのほうを向くんですが、この時のサブリナの表情がとても好きです。

自然な笑顔なんですが真剣にライナスの話を聞き、理解しようとしてる姿勢が伝わってきます。

好きなシーン2

テニスコートでライナスと踊る所。

憧れていたシチュエーションを予想外のライナスと実現します。
このときサブリナの表情がアップで映されるカメラワークをしているんですね。

動揺というか困惑というか、かといって嫌がるわけでもない心情を表現した表情がなんとも好きです。

表情というのはその人の内面をも映し出すものだと思います。

そういった表情から見て取れるサブリナの成長ぶりが、どのシーンでもあるというのがこの映画が好きな理由の一つです。

あなたは外見だけでなく、内面も磨いてますか?

麗しのサブリナ

現代の日本女性を見て感じること

今の等身大の自分を愛してくれる人を探すことや、単純にダイエットや美容に気を使うことばかりに力を入れてるように見えます。

中身を磨くといっても、考え方を改めようとか、知識を身につけようといったことが疎かになっていませんか?

料理ができるようにであったり家事を完璧にできるようになど、一般的に世間が求める女性像に当てはまった形を目指そうとしがち。

逆に男性の場合

女性を見る場合も、あの人は「可愛い」とか「色っぽい」とかそんな基準が多いようです。

「俺は見た目よりも中身を重視するんだ」って言っていても、「性格が良い」とか「相性が良い」といった感覚的なところで評価しているようです。

「真の美しさ」というのは外見や印象とかよりも、内に秘めている物

例えば物の考え方であったり、信念であったり、そういう物・・・。

そういった物は実際の経験や知識や、思考によって磨かれるものであるでしょう。

例えば、興味本位で読んだ本がきっかけで考え方が変わったとか、ふと出会った人が自分に持ってないものを持っており影響を受けて何かを身につけようと努力するといった経験をするなどです。

そういう内面を磨くことで外見にも滲み出る美が「真の美しさ」なんですね。

まとめ

普段はあまり考えることのない「美しさ」というテーマですが、「美しさ」とは何かを考えるときには、物の考え方や表情や所作の1つ1つをとって考えるべきです。

「麗しのサブリナ」を観て「真の美しさとは何か」ということを今一度考えるきっかけにして欲しいですね。

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