「マスク」あらすじと感想を書いてみました。

マスク

少し古い映画ですが、ジム・キャリー主演の『マスク』が好きです。

今やレンタルショップでも見かけることが減ったくらい旧作になってしまったようですが、ストーリーにも演出にもぐっと引き込まれる作品です。

テンポ感が良く爽快で、それでいてヒーローものにも似た順当なハッピーエンドは一度見たら忘れられません。

『マスク』あらすじと感想

舞台はニューヨーク

冴えない男がある日謎の仮面を手に入れ、それをつけると万能なロマンチストに変身するというなんとも突拍子もない話です。

画面をつけると別人のようになるファンタジー設定は、アベンジャーズなどが登場した今でも中々見かけない設定ですよね。

それをここまで心躍る展開に仕上げており、監督のセンスの高さが分かります。

この映画の見どころ

やはり、はじめは不気味だけど見ているうちに愛着の湧いてくるあの緑顔のスキンヘッド男。

『マスク』がスピンオフした頃の世代なら一度は目にしたことあるくらい有名。

発売された初期のビデオのジャケットは目元が隠れておりホラーな印象も受けますが、実はその正体はファンシーでおちゃめな中年を控えた一応お兄さん。

驚きなのが普段の冴えない銀行員と、このマスク装着時のスタンリーをどちらもジム・キャリーが演じているということ。

夜の神ロキの力が降臨し、多彩な表情を見せる初代マスクは、まさに彼のための役と言っても良いでしょう。

美女が銀行口座開設のために来店しただけでアタフタしてしまう奥手な馬柄ネクタイの男と、警察に追い詰められてコンガを始める衝撃男が同一人物とはとても思えません。

そのギャップゆえに一時何も信じられなくなりそうですが、そこまで視聴者をその世界観に持っていくのがジム・キャリーもといマスクの魅力でもあります。

当時のCG技術を駆使したクオリティの高い演出はもちろんのこと、ここまで人気を博したのはジムの演技力の賜物でしょう。

日本語吹き替えは◎

さらに、日本語吹き替え版で声を当てた山寺宏一さんの表現力も素晴らしく、言語が違えどしっかりと作品の魅力を伝えていました。

山寺さんは『イエスマン』などをはじめジム・キャリーの他作品も演じておりアフレコに違和感がないので、原作だけでなく吹き替え版も心地よく聴くことができました。

歌はさすがに英語のままでしたが、そのシーンは山寺さんの声とジムの歌声にそこまで差がないため逆に評価の上がるところでもあります。

両者とも最初から最後まで視聴者を魅了する圧倒的なパフォーマンスでした。

キャメロン・ディアスがかわいい!

次に、これはジム・キャリーが主演というだけでなく、キャメロン・ディアスの初期の作品でもあります。

彼女が演じるセクシーなブロンド美女ティナの役は、これから売り出すというときに絶好のものだったのではないでしょうか。

主演のジムとの絡みも素敵で、息ぴったりのダンスシーンは圧巻の出来栄えだったと思います。

バラードを歌う大人の女性から、キレキレのポップダンスに変化する所は、完成度の高さはもちろん彼女本人も全力で演じているのが伝わりました。

まだキャメロンが若い頃ですが、既に光っている才能を感じます。
映画界から退いてしまったのが本当に惜しいです。

他にもスタンリーの愛犬マイロを演じたワンちゃんがかなり優秀だったり、刑事や同僚に豪華キャストを配置するなどしていますが、やはり2人の組み合わせが一番光っていたように思います。

ラストで尻込みするスタンリーから仮面を取り上げて投げ捨てるシーンは、こちらも「スタンリーおめでとう!」と感動してしまいました。

基本的に笑いのシーンが多いのに、急に泣き所を持ってくるのが良い意味でずるい

マスクのストーリーとキャスト

しかも、そのシーンでティナがはじめてマスクとしてのスタンリーを意識した曲を流したことからも、ティナが全て知った上でマスクを捨ててありのままのスタンリーを選んだ感じが出ており感動しました。

涙が出るような感動ではなく、高揚感が湧き上がるような言いようのない気持ちになります。

かなり濃い数十分だったはずなのに、疾走感と終わった後の余韻がクセになり、忘れた頃にまた観たくなってしまいます。

時代とともに風化してしまっているのが悲しいですが、マンネリ化した若い世代にこそ騙されたと思って観て欲しいです。

かなり中毒性があります。

マフィアのボス・ドリアンも強い印象を残す

ちなみに、強いて言えばダンディで危険な香りのするマフィアのボス・ドリアンの活躍も印象的でした。

序盤ではティナの恋人役として出てきており、出世するはずが尽くマスクバージョンのスタンリーに邪魔されていく少し不憫な役です。

甘いマスク、これはつけるマスクではなく優男という意味ですが、そんなイケメンの彼がスタンリーの仮面を奪って名前の通りドリアンのお化けのような怪物に変身してしまった時は少し落ち込みました。

それでもスタンリーとのバトルでは確実に彼を追い詰める良い悪役だったと思います。

はじめは狡賢くインテリ派で登場していたはずが、皮肉にもトイレのような流水で流されるコミカルな最期。

しかし、その直前にティナから懇願されて仮面を外した瞬間のセクシーな表情にはうっかりときめきました。

全体的にモブのヤンキー集団やぼったくりの修理屋など、どれをとっても無駄なキャラがいない、本当に作り込まれた作品だと思います。

出番がほとんどないですがガウン姿でパーマかけるのが途中なのに、いきなりショットガンを乱射する大家さんも本当に爆笑ものだし、ティナのステージでバックにいる演奏者にしても本当に有名なジャズバンドを採用して演奏もしているので、キャスト達の良さを余すところなく引き出しているのがよく分かります。

攻めたコメディ

当時はまだ早いような前衛的なコメディで勝負に出た感じもありますが、前述したように配役やシナリオまで、製作側の作品に対する愛情や熱意をひしひしと感じます。

続編としてマスク2も出ているものの、初代のレベルはそれに劣らない完成度でした。

惜しむらくは、ジム・キャリーやキャメロン・ディアスがすでに降板していること。

スタンリーとティナのその後を描いた続編を観られないのは残念です。

とはいえ、その分この一本に関係者たちの全てが込められている気がして、一度観たらずっと忘れられない名作です。

子供の頃からリピートしていて思い入れが強いので、落ち込んだときや何かの節目などはこの作品に力をもらっています。

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