サファイアというと、深みのあるブルーを思い浮かべる人は多いのではないでしょうか?
実はサファイアにはブルー以外にも数多くのカラーがあります。
和名 | 青玉(せいぎょく)、蒼玉 |
元素記号 | Al2O3 |
屈折率 | 1.762-1.77 |
モース硬度 | 9 |
靭性 | 8 |
結晶系 | 六方晶系、三方晶系 |
比重 | 3.95-4.03 |
産出国 | ミャンマー、スリランカ、オーストラリア、マダガスカル、タイ、インド、タンザニア |
誕生石 | 9月 |
宝石言葉 | 誠実、慈愛、幸運など |
サファイアの多様な色
サファイアにはブルー以外にも数多くのカラーバリエーションがあります。
- ブルーサファイア
- パパラチアサファイア
- オレンジサファイア
- ピンクサファイア
- イエローサファイア、ゴールデンサファイア
- グリーンサファイア
- ブラウンサファイア
- ホワイトサファイア
ブルーサファイア

ブルーサファイアの中でも色合いによって評価が変わってきます。
ブルーサファイアの中でも色合いによって評価が変わってきます。
最も高い評価を受けているのは、コーンフラワーブルーです。
キク科の矢車菊のような青色です。
その他にも深みのある色合いのロイヤルブルー、カワセミのブルー、インクブルーなどと呼ばれるものがあります。
産地としては、インド北部とパキスタン北東部の国境付近のカシミール産が名高いです。
パパラチアサファイア
オレンジとピンクの中間色で、スリランカのシンハラ語で「蓮の花」意味します。
その絶妙な色合いの美しさが人々を魅了しています。
希少性が高く、「キング・オブ・サファイア」とも形容されています。
「世界三大希少石」の1つです。
オレンジサファイア
昔はさほど評価されていませんでしたが、近年人気が出てきました。
やわらかな印象の淡いオレンジからヴィヴィッドな赤に近いオレンジまで幅広くあります。
ピンクサファイア

女性からの人気が高いピンクサファイア。
わたしも大好きです!
とても薄いピンクから赤みの強いピンクまであります。
ちなみに、サファイアとルビーどちらも同じ酸化アルミニウムの結晶です。
その中でも赤いものだけは、ルビーと呼ばれています。
そして、ピンクサファイアとルビーの違いは微量クロムの量です。
クロムの濃度が高くなると赤い「ルビー」と呼ばれ、低い濃度だと「ピンクサファイア」と評価されます。
イエローサファイア、ゴールデンサファイア
イエローの色彩も他のファンシーカラーと同じく幅広く、パステルイエローからオレンジ系のイエローまであります。
華やかなカナリーイエローや黄金のゴールデンイエローが人気です。
グリーンサファイア

安らかな気持ちになるグリーンサファイアも近年人気が出てきました。
サファイアの値段ってどれくらい?
気になるサファイアのお値段ですが、色や産地、大きさ、無処理か加熱したものかどうか、などによってずいぶん変わってきます。
- 色
- 透明感
- 彩度
- プロポーション
- インクルージョン(内包物)
などでサファイアの美しさが問われ、値段が左右されます。
1番重視されるのが、「色」です。
透明感があって色の濃いものが好まれます。
かと言って、濃くなりすぎて黒っぽいものは評価が低いです。
インクルージョンは少なければ少ない方が評価は高いです。
ただ、全くインクルージョンがないサファイアというのはあり得ないので、それが天然である証拠と言えるでしょう。
サファイアのお手入れ方法
日常のお手入れは、やわらかいクロスなどでやさしく拭きましょう。
それでも汚れが落ちない場合は、35℃程度のぬるま湯に中性洗剤を溶き、そこにサファイアを数分入れておきます。
その後、やわらかい歯ブラシなどに中性洗剤を付けて、サファイアをやさしく磨きます。
そして、水やぬるま湯などでサファイアを十分にすすぎ、水気をやさしく拭きとりましょう。
サファイアは超音波洗浄器の使用もOKです。
【サファイアのジュエリー】指輪、ネックレス、ピアス、普段使いのおすすめは?
私はジュエリーは指輪が1番好きです。
それは何と言っても、手元に目をやればいつでもその美しさを堪能できるから。
ネックレスやピアスも悪くはないけれど、自分で見て楽しむには不向きだと思うのです。
普段使いならやはりシンプルなものが使いやすいですね。
アームが華奢で、石が小さめの方が良いかも。
もし1本で物足りなければ、重ね付けしてもおしゃれだし。
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