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ヒトラー 〜最期の12日間〜感想

桜の木の前で笑っている女性

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実は失業中に我が闘争を読破してこの映画後に見たので、社会で勉強したヒトラー像と実際の本で書かれているヒトラーの考え方や人間性はどういうものかを、もう一度この映画をきっかけに勉強する事が出来ました。
又、人間の弱さというものが協調された作品になったと思います。
すでにソ連が迫っているのだが、シュタイナーが助けにやってくると希望的観測を作戦指揮として出している訳です。
またウィンクの部隊は、軍とは名ばかりの胃潰瘍などの病人を集めた部隊だったように思います。
軍がもう国を防御出来る状況ではないのに、地図上にある師団にまだ希望が持てると地下に潜って指揮をとっているので現実地上で闘っている人達がどんな目にあって、更に現状はどうなのかといった発想が欠如します。
自殺前に「人は臆病風にふかれて運命から逃れてはいけない」と語っていますが、そういう現実逃避をカイデルやヨーデルなどの居残り所謂名シーンやネタのあの激昂があった訳です。
ここで少しこの激昂シーンについてやや私の史実と違うのでは?という構想があります。
ヒトラーは「スターリンにならって軍を粛正すればよかった」と言っています。
しかし本当は史実は、スターリンがヒトラーの行動を見て現在に至る共産党の粛正というのがあるのです。
ヒトラーは「長いナイフの夜」で映画化されました。

SAなどに対する粛清事件である。”粛清は正式な法的措置を執らずに行われ、エルンスト・レームらSA幹部、ナチス左派の領袖だったグレゴール・シュトラッサー、元首相で名誉階級陸軍大将のクルト・フォン・シュライヒャーなど、党内外の人々多数が裁判を経ずに殺害された他、党の権力争いと直接関係のない人物も粛清執行の当事者の私怨などにより犠牲となった。”

と資料にはあります。
組織つまり政党が大きくなると日本もそうですが派閥や軋轢が出てきます。
また、才能がある所謂嚢中の霧みたいな人がいると、自分の立場を脅かす存在になるのでは?と権力を持っている人には映る訳です。
ところが邪魔になったからと言って、こうした人材に暗殺などを企てると当然報復処置が自分に取られるため、当時スターリンを除く共産主義のソ連であってもなかなかそうした行動はとらなかったそうです。
この事件の真相は解りません。
ヒトラーに関するハッキリした証拠はありません。
これを見てスターリンは邪魔な奴は殺人を犯しても構わないという思考になりました。
それがカチンの森で起きたポーランド将校の虐殺行為です。
この映画のもっとも見応えあるこのシーンには様々な考察が出来る実の濃いところが多々ありました。
その中でもこの歴史の史実に色々考察が出来る所が私からすると見応えのある部分なのです。
ドイツと同盟を結んでいた日本と比べる事も大切でしょう。
確かに日本も本土を空襲されました。
けれども陸地で戦闘になったのは硫黄島と沖縄だけで、日本の本土としてはごく一部に限られて戦闘が行われたつまり地上戦はドイツ程は行われていなかったという事です。
フィンランドの冬の戦争も陸地が中止となりました。

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